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『トツカレー』から『今っぽい住職』へ。戸塚レオさんインタビュー。

今回のインタビューは、普段は一般事務として働きながら、コミュニティの運営やイベント開催など、精力的に活動している戸塚レオさん。

『今っぽい住職』を目指していると語る彼は、

自分が持っている能力を活かすためにカウンセラーとして活動の幅を広げたいといいます。

これまでの経歴と、これから『住職』になるためにどのような展望があるのかを伺いました。

《 今回のインタビュー 》

戸 塚 レ オ

【 経 歴 】

1986年静岡市生まれ、島田市在住。

仕事は宝飾店の事務として勤める一方、プライベートでは精力的にコミュニティ運営やイベントを開催、独自の視点からカウンセリングを行う。

2018年2月RDLを運営開始。「今っぽい住職」になるべく活動している。

《インタビュアー》
柴田弘美。これまで静岡初の大きなセミナーコンテストを年2回、計10回以上開催。大会のコメンテーターを務め、登壇者の指導も行っている。2008年から起業サポート、コワーキング、オフィスを開設。2009年、静岡県受託の女性起業講座を主催、長年にわたり起業支援を行う。

ネットワークビジネスと3.11

20代前半から25歳くらいまで、ネットワークビジネスに誘われてはいっていたんです。

はじめは、なんて素晴らしい!と感じてましたが、実態はブラックで、でした。クーリングオフしようとしても返金させないプレッシャーをかけてくるんです。

でもどうせ返金できないなら、30万分取り返してやろうとここで学ぶだけ学んでやろうと思って。

なんでこんな環境ができているんだろう?

どういうテクニックを使っているんだろう?

セールス、アプローチのかけ方、ネットワークビジネスは世間的に嫌われているのに人がふえ、人を引きつけるリーダーシップがあるのはなぜだろう?と観察をしながら4〜5社くらい繰り返していました。

そこで3.11が起きました。

このままだと死んでしまう。

危機感の中、社会、仕組み、群衆心理など、自分自身の心などに興味を持ちました。

2年くらい、1日8時間以上かけて、サイトや本から情報収拾をし、これは正しいのかをすり合わせる作業を、1万時間はやりました。

 

》このときの勉強の専門は何でしょう?

ひとつは健康マニア。

もうひとつは、なぜ人は嘘に騙されるんだろうという群衆心理と個人の心理です。

なぜ人は動くのか、根本を知りたくて。人の動機にずっと焦点を当てていました。

そして時間の経過とともに調べて全部知っていなければ死んでしまうという危機感がうすらいだころ、セミコン(Dラボ柴田が主催するセミナーコンテスト)に出たことで自分は意外と喋れるなとわかりました。

体重95キロからダイエット成功!ダイエットのカウンセリングも導入?

》セミコン(Dラボ柴田が主催するセミナーコンテスト)では、ダイエットについて語ってもらったんだけど、レオくん一時期体重が95キロあったんだよね。すごいよね、95キロをどうやってやせたの?

——写真を見る「全然違う!」

95キロ当時の戸塚レオさん

95キロ当時の戸塚さん

小さい頃から太っていて、これは2007年21歳のマックス95キロの時の写真です。

よく言われていたのが将軍様、「金正日」みたいって笑

 

》そこまで太いと、痩せるの大変でしょう?小さい時から太い人がリバウンドしないのがすごいよね。

実際は痩せようと意識していないんです。食べ物を厳選した時に自然と痩せてきて気がついたら痩せていたんです。痩せ方は講義できそうなくらい話はありますけど。

心の面では、今の自分のメリットと、将来のメリットを付き合わせて自分に問いかけるんです。

あとは方法論。デトックス、抗酸化作用あるもの取る、水の質にこだわる、ファミレスコンビニは使わない、添加物を少ないものを摂る、消化酵素を節約するなど、掛け合わせればいろいろ出てくる。

戸塚レオさんの体重の推移グラフ

戸塚レオさんの体重の推移グラフ

》カウンセラーをやりたいという話だけど、ダイエットの心理学の方が食いつきやすいよね。ダイエットする心理メンタルのほうが、ターゲットが多いかな。

なるほど!

》心の問いの他に、今のダイエットの方法を三つくらいにしぼって提示して、これを1週間、1ヶ月とスケジュールに落とす。1週間の目安はこれくらいと記録してくれるの。それをコンサルで定期的に照らし合わせながら、NOVAみたいにきちんと評価をして、「すごいじゃん!」と承認してほめてくれる。そして成果が目に見えて上がるとうれしいよね。それならわたしも頑張れる気がする笑 オンラインでもその場でもいいよね?

スクーというサービスがあるので、スクール化しちゃえばいいかもしれませんね。

》スクールをカスタマイズして、経過を報告しあいながら、褒めてもらえて、成果が見えてくるといいよね。そこに心の面でもカウンセリングしてあげればどう?心理学は観察が大事、レオくんは分析と観察をする人だから、ダイエットカウンセリングに活かせるよね。

なるほど。カウンセリングで考えていましたが、ダイエットカウンセリングで最初入ってたら、食いつきいいんだろうなと思いました。

》最初はそれでいいんじゃない?わかりやすくて。進めていくうちに変わるかもしれないけど、戸塚くんがやってきたことが成果としてそのままあらわれて、それを伝えてもらえるなら、みんな納得するもんね。

マッチングアプリでの戦略

》マッチングアプリがきっかけで結婚した話を聞きたいんだけど。今はアプリで出会った人がうまくいく確率が高いと聞いています。結婚促進のためにも、奥さんとの出会いについて教えてください。

3年前に一度ふられたことがあって、なんでもいいから試してみようと思い、マッチングアプリを試してみました。

・文章のコツ

まずは文字の工夫をしたが、相手はあまり内容をみていないことがわかりました。

文章は最初しか読まれないので、文の最初に興味のあることや結婚が目的だと力を入れて整えたら、読まれる率があがって、マッチング率があがったんです。

・写真のコツ

写真ではイケメンと美女にしか注目は集まらない。

女子から目線では、イケメンか年収か高いかしかないが、自分は年収も高くないし、顔もよくないから写真映りがよくないのもわかっている。

このままいっても、お金の無駄遣いだから工夫が必要。

たまたまシルエットと服装だけがわかる写真が撮れた時、爽やかな服を着ていたんです。顔は見えなくても、興味を持つかもしれないという仕掛けが功を奏して、興味を持ってくれる人が明らかに増えました。

 

さらに、中を開くと着物姿や小綺麗に写っている写真、みんなでわいわいやっている写真をいれました。

やりとりしている中で出会ったのが奥さん。自分は5人くらい会っていたなかのひとり。彼女は和装が好きだったので、着物姿の写真を見てメッセージを送ってきたという。

・レディーファースト

以前レディーファーストのてほどきを受けていた。部屋への入り方、椅子のひき方、車の扉を開け方などを実践したら、反応がいい。今の奥さんの時にもできるかぎりやった。

何が好きで、どこが好きかを情報を仕入れてデートプランを組み立て、お金は全部出す。そしてレディーファーストを実践したら、変な人だけどいい人と思われたようで、3回目のデートで告白したらOKをもらいました。

自分としてもずっと笑っていられる、楽しくやっていけると思ったので、1年半くらいでプロポーズしました。

》マッチングアプリでも戦略練るんだよね。それが普通の人と違いますよね。

『トツカレー』から『住職』へ

名刺を渡す時に、反応の二極化があって。

前から知っているかのように話せる人と、全く反応のない人と。

なら戸塚レオといえばこれというのがあれば、名刺を渡す時にはじめましての人にもとっかかかりやすくていいなと思ったんですね。

一般受けして、自分が当たり前にやって勝手にクオリティが上がっていくもの……カレーが好きなので、戸塚とカレー『トツカレー』にしました。

で、ためしにインスタとfacebook、Googleマップにもカレーを食べた時に写真と情報を載せていきました。中でもGoogleのローカルガイドは、7ヶ月で100万PVになったんです。

googleさんから100万pv達成お祝いメッセージが届いて。

やっているうちに、見られる写真と見られない写真の差がわかってきて。好きでやっていたらそうなっていました。

 

》トツカレーのネーミングで興味をもってもらう人が増えたと。ところで、レオくんは住職になりたいということで、そこにも興味を持っている人が何人かいるようですね。あえて住職という言葉を出したのには戦略があるのでしょうか?

金銭的な物欲はほとんどないですけど、自分だけではなく周りの人も解決したいんですね。一人で自分だけの解決をするよりも、同じ労力を使うなら他の人の解決もした方が絶対いい。

自分ができる範囲でやれること、仕事と生活の境目をつくらないものを考えた時に、さきほどのダイエットの知識や、健康の知識、世の中の知識や、単純に話や愚痴をきいてもらえたり、それを全部満たしながら生活している姿、それを一言でまとめたのが住職なんです。

住職とは、そこに住んでいるのが仕事の人という意味。ただいるだけなんだけど、それが社会貢献や仕事になっている。健康の知識を聞きたいんだったら、特別に講義をしなくても、うちにきてみればいいじゃん、その場にいれば自然と話をするから、話をすればいい。

離れのある家があれば、解決すると思ったんですね。

》そこが自分の報酬の場というわけではなくて、サラリーマンをやりつつ?

はい。それが現実的かなと。お金に関しては自分でカバーできる範囲で考えているんです。マネタイズできる要素ができたら、やればいいのかなと。

人が使って発生する電気代などは負担にならない程度のカンパにして、あとは、株とか仮想通貨でぐるぐる回していければいいんじゃないかなと。

》土地は探しているの?どんなものが理想なんですか?

探しています。坪的には300坪はほしい。

自分たちが住める母屋は小さくていいんですけど、三人かにすごせる2DKでもあれば。あとは倉庫や離れがあるのが理想で、そこをずっと開放している状態、駐車スペースは10台くらいあって、週末は合宿に使えるようなイメージですね。

》ダイエット合宿とかね、断食とかもいいよね

合宿は本当にいいですね。お金がかからないで合宿ができると結構いいと思っているんですよ。同じ時間を過ごしていると、お互いのことが見えてきたり、知らないことを話したり、関係性が強くなるし、関係が強くなった上でやることは違うので。

自分自身がこれまで得たものを提供すると同時にコミュニティ社会実験の場として稼働させたらどうなのかと考えています。

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観察して、問いかけ、分析し、また確かめる……それが戸塚レオさんのスタイル。思考の繰り返しから95kgからのダイエットに成功し、Googleマップでは100万pvを達成し、マッチングアプリでは出会った彼女と結婚することができました。

ダイエットのカウンセリングでは、彼の実体験だからこそ効果がありそうです。無理なく食事を我慢するのではなくやせられるのは、女子としては魅力的ですよね。

住職&ダイエットカウンセリング&トツカレー

このインタビューのあと、実際に400坪の物件を見つけ買い付け、さらに一歩踏み出していらっしゃいました!

これからの戸塚レオさんの活動に興味がある方はこちら。

『ReasonDesignLab』
https://www.facebook.com/ReasonDesignLab/

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